防衛省・自衛隊は、2015年1月21日から1月27日の急患輸送実績を発表しました。
■自衛隊 急患輸送実績
月日 区間 実施部隊 機種
1月21日(水) 伊是名島~那覇 陸上自衛隊 第15ヘリコプター隊(那覇) CH-47JA
1月22日(木) 石垣島~那覇 陸上自衛隊 第15ヘリコプター隊(那覇) UH-60JA
八丈島~鴨川 海上自衛隊 第73航空隊(館山) UH-60J
1月23日(金) 稚内~旭川 航空自衛隊 千歳救難隊(千歳) U-125A
父島~厚木 海上自衛隊 第71航空隊(岩国) US-2
1月24日(土) 粟国島~那覇 陸上自衛隊 第15ヘリコプター隊(那覇) CH-47JA
1月25日(日) 中通島~大村 海上自衛隊 第72航空隊(大村) UH-60J
壱岐~大村 海上自衛隊 第72航空隊(大村) UH-60J
喜界島~奄美大島 陸上自衛隊 第15ヘリコプター隊(那覇) CH-47JA
1月27日(火) 利尻島~札幌 陸上自衛隊 北部方面航空隊(丘珠) LR-2
2015年1月26日、スペイン・アルバセテのロス・リャノス空軍基地(アルバセテ空港)で、ギリシャ空軍のF-16Dが離陸に失敗して列線に突っ込み、乗員2名と地上の8名が死亡した模様です。BBC、CNNなど海外メディア、スペイン空軍のウェブサイトが伝えています。
墜落したギリシャ空軍のF-16は、NATOのタクティカル・リーダーシップ・プログラム(TLP)と呼ばれる演習に参加していました。地上で死亡した8名はフランス兵で、負傷者の多くもフランス兵とイタリア兵と見られています。地上の機体5機も被害を受けました。
NATOのイェンス・ストルテンベルグ事務総長も「NATOファミリーにとって深い悲しみだ。負傷者の速やかな回復を祈る」との声明を発表しました。
地元メディアによるギリシャ空軍パイロットが無茶な機動をしたという報道や、エンジン・パワーを失ったなどの憶測がなされています。
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アメリカのデボラ・リー・ジェームズ空軍長官と、調達・技術・兵站担当のフランク・ケンドール国防次官は、次期大統領専用機にボーイング747-8を選定したと2015年1月28日に発表しました。
アメリカ空軍は、1990年から運用している大統領専用機のVC-25(747-200)2機が老朽化したため、新しい機種を選定していました。大統領専用機の要件として、4発エンジンのワイドボディ機とあるため、候補機はボーイングの747-8とエアバスのA380しかありませんでした。
ジェームズ長官は「大統領専用機は、アメリカとアメリカ大統領の目に見えるかたちのシンボルである。747-8は完全に任務を果たせる唯一のアメリカ製航空機であり、選定はアメリカ国民の公共の利益にかなっている」と話しています。
ただしこの決定はまだ発注ではなく空軍内で導入方針を確定し、ボーイングと技術・製造開発(EMD)契約の交渉を始めます。
アメリカの大統領専用機は通称「エアフォース・ワン(Air Force One)」と呼ばれていますが、これは大統領が搭乗した時のコールサインで、日本の政府専用機も任務飛行時は「ジャパニーズ・エアフォース・ワン(Japanese Air Force One)」のコールサインが使用されます。