アルゼンチンが、ロシアからスホーイSu-24フェンサー戦闘爆撃機12機のリースを受ける模様で、イギリス国防省はフォークランド諸島の防衛について見直しを迫られています。イギリスのDaily Expressが、2014年12月28日に報じています。
ロシアは、クリミア問題でEUから牛肉や小麦粉などの食料の禁輸措置を受けています。プーチン大統領は2014年7月にアルゼンチンを訪問した際に、禁輸により不足する食料と、ロシア製兵器の交換を話し合いました。食料と交換される兵器の中にSu-24 12機のリースが含まれています。
Su-24は2,000マイル(約3,220キロ)の航続力があり、レーザー誘導ミサイルを搭載できる長距離戦闘爆撃機であることから、アルゼンチン本土からフォークランド諸島への攻撃が容易になります。イギリスは国防予算削減のため、フォークランド諸島の防衛に、タイフーン戦闘機4機とレイピア地対空ミサイル、1,200名の兵員しか派遣していません。
イギリス国防省では、2020年に空母HMSクイーン・エリザベスが実戦化するまでに、Su-24が配備されたらピンチと考え、対策を検討しているとのことです。
陸上自衛隊立川駐屯地は2015年1月8日(木)、航空隊の年始編隊飛行を行います。当日は14時10分から15時10分の予定で飛行し、訓練編隊でOH-1、UH-1、AH-1と3機種17機、総監部編隊でUH-1、AH-1の2機種2機が飛行します。なお、予備日は1月9日(金)の予定です。
飛行経路は訓練編隊、総監部編隊とも、立川飛行場を離陸し、相模原市髙田橋、平塚、武山、釜利谷ジャンクション、横浜駐屯地を飛行します。その後、訓練編隊は横浜青葉から立川飛行場へ、総監部編隊は朝霞駐屯地、立川飛行場へ帰着する計画です。
なお、予備経路は立川飛行場、朝霞、川口ジャンクション、利根川橋、境大橋、久喜インターチェンジ、大宮、新座と埼玉県を飛行するコースです。
アメリカ海軍は、MQ-8Cファイアスカウト無人ヘリコプター初の艦上試験を、2014年12月19日に完了したと発表しました。
艦上試験は、バージニア州沖を航行するイージス駆逐艦、USSジェイソン・ダンハム(DDG-109)で5日間にわたり実施されました。MQ-8Cは3回の飛行と、32回の離着艦を実施し、離着艦の手順を確認しダイナミック・インターフェースの試験を行いました。2015年には運用試験を実施する予定です。
MQ-8Cは、すでに配備されているMQ-8Bの拡大版で、2倍の航続力と3倍のペイロードを搭載することができます。コンポーネントのほとんどがMQ-8Bで実証済みなため、運用における信頼性は非常に高いとしています。
ノースロップグラマンは海軍に30機のMQ-8Bを納入済で、海軍は40機のMQ-8Cを調達する計画を立てています。