陸上自衛隊第1空挺団は2015年1月11日(日)、習志野演習場で「平成27年 降下訓練始め」を実施します。開門時間は8時30分から15時です。
新春恒例のイベントで、自衛隊最精鋭の第1空挺団員が航空自衛隊の輸送機からの落下傘降下、ヘリコプターによる模擬戦闘訓練展示などが行われます。ヘリコプターによる偵察、兵員や機材の投入、火力支援など一連の動きを見ることができます。
2014年は「島嶼防衛」をテーマにした訓練が行われ、C-130H、C-1、CH-47J、AH-64D、EC225、AH-1S、OH-1、UH-1Jなどが参加しました。訓練には陸、海、空3自衛隊の航空機21機、人員約300名、10式戦車、車両40両が投入されました。
なお、2015年1月7日付の朝日新聞デジタルでは、この訓練始めにMV-22オスプレイの展示が地元自治体に打診されていましたが、自衛隊側は計画を断念したと伝えています。
また、装備品展示は12時30分から15時の予定で、AH-64D、CH-47Jも展示される予定です。
■平成27年降下訓練始め
模擬売店 8:30~14:30
降下等訓練展示 11:00~12:00
装備品展示 12:30~15:00
齊藤治和航空幕僚長は2015年の新年の挨拶で、航空自衛隊は情勢の変化に適切に対応し、各種事態に実効的な抑止、対処、また地域の安定化に資する防衛力整備を着実に実施していくとしています。
2014年は航空自衛隊の創設60周年の節目で、「全隊員が、良き伝統を継承して平和な空を次世代へしっかりと繋げていくことを自らの使命と確信」したとしています。具体的には、統合機動防衛力の構築を積極的に推進し、航空戦術教導団の新編、幹部学校航空研究センターの新設など、航空自衛隊の態勢強化に必要な事業を進めたとしています。
2015年はF-35Aの取得、F-15の近代化改修の推進、南西地域の防衛態勢強化として第9航空団(仮称)の新編などを通じ、情勢の変化への対応、要時要域の航空優勢の確保に務めます。