齊藤治和航空幕僚長は2015年の新年の挨拶で、航空自衛隊は情勢の変化に適切に対応し、各種事態に実効的な抑止、対処、また地域の安定化に資する防衛力整備を着実に実施していくとしています。
2014年は航空自衛隊の創設60周年の節目で、「全隊員が、良き伝統を継承して平和な空を次世代へしっかりと繋げていくことを自らの使命と確信」したとしています。具体的には、統合機動防衛力の構築を積極的に推進し、航空戦術教導団の新編、幹部学校航空研究センターの新設など、航空自衛隊の態勢強化に必要な事業を進めたとしています。
2015年はF-35Aの取得、F-15の近代化改修の推進、南西地域の防衛態勢強化として第9航空団(仮称)の新編などを通じ、情勢の変化への対応、要時要域の航空優勢の確保に務めます。