アントノフは2015年1月30日、2月に2機を引き渡す予定と発表しました。
1機はキューバのクバーナ航空で、機体記号(レジ)「CU-T1716」として登録見込みのAn-158です。クバーナ航空はこの機材の受領で、同型機は6機目となります。
また、An-148を北朝鮮の高麗航空に引き渡す見通しです。アントノフの発表では「Korean specialists」が同社を訪問し、2機目のAn-148の受領に向けた作業を進めているとしており、韓国、または北朝鮮でAn-148を保有するのは高麗航空のみとなっています。すでに1月30日には引き渡しの書類作業が始められ、2月中旬にも引き渡しされるとしています。この機体は「P-672」で登録される見込みのAn-148-100Bです。
ブリティッシュ・エアウェイズはFacebookページで、「エアバス or ボーイング どちらがお好き?」と題して、自社の機材を紹介しています。ブリティッシュ・エアウェイズは現在、エアバス、ボーイングのナロウボディからワイドボディまで幅広く揃えています。
ナロウボディはエアバスがA318、A319、A320、A321、ボーイングは737-400、757-200、ワイドボディはボーイングの767-300、777-200、777-300、787-8を保有しており、大型機はA380-800と747-400で構成しています。
小型機は主にエアバス、中型機はボーイング、大型機はエアバスとボーイングの両方を保有しています。ちなみに中型機はA350-1000を18機発注しています。ちなみに、小型機ではERJ-170、ERJ-190も保有しています。
アメリカ海軍の作戦部長(CNO)ジョナサン・グリーナート大将は、海軍の次期戦闘機は無人機を選択肢とし、現用機よりスピードとステルス侵入性に頼らないものになるだろうとの考えを明らかにしました。2015年2月4日、アメリカ海軍系のメディアUSNI Newsが報じています。
グリーナート大将はOffice of Naval Research Naval Future Force Science and Technology Expoの基調講演で、2030年からF/A-18E/Fと交代する次期戦闘機F/A-XXについて次のように話しました。
F/A-XXは、将来に予測される敵の防空網突破を放棄したような内容で、ミサイルより速く飛べないし速く飛ぶと熱を発するので高速である必要はなく、レーダーとは別の捜索手段が現れるかも知れないのでステルス侵入性に頼らないとしています。
必要なのは、防空網を突破する新しい兵器を搭載する大きなペイロード搭載能力と、パイロットの代わりにセンサーを搭載して無人機化できるモジュラー性としています。
話だけだと無人輸送機的なものしか想像できませんが、ロッキード・マーティンとボーイングは早くもコンセプトを発表しています。
1950年代にもミサイル万能時代を予測して有人機不要論が台頭しましたが、見事に外れた歴史があります。今後どうなるのか、要注目です。
山口県は2015年2月4日(水)、第10回目となる岩国基地に関する協議会を開催しました。防衛省から中国四国防衛局長など、山口県から総務部理事、岩国市市長なども出席しました。
この協議会で、中国四国防衛局・山口県・岩国市から岩国飛行場周辺の航空機騒音状況は新滑走路運用開始後、2010年6月から2014年12月までの4年7カ月間の状況は、滑走路移設による騒音の軽減が継続していると報告しています。
また、空母艦載機の移駐に伴う施設整備は、格納庫や駐機場の工事が進められており、すでに滑走路東側誘導路、既存の海兵隊部隊の格納庫、駐機場などが完成しています。引き続き、駐機場、格納庫などの整備を行い、さらに司令部庁舎、家族住宅などの建設が進められます。施設は2017年ごろに完成する予定となっています。
F-35については、2013年10月の「2+2」共同発表でアメリカ国外で初の前方展開を2017年に配備開始する計画となっていることから、岩国市、山口県が説明を求めました。これについて、中国四国防衛局は日本国内でF-35Bの配備先について日米間で引き続き協議していくとし、説明できる環境が整い次第、適切に対応するとの回答に留まりました。
なお、すでに発表されている通り、岩国基地で2015年5月3日に「日米親善デー」が開催され、海上自衛隊第31航空群の航空祭と同時開催、航空ショーも実施されます。これを受け、岩国市は中国四国防衛局に協力を要請し、同防衛局も米軍、第31航空群と連携し、適切に対応していくとしています。
沖縄県のアメリカ空軍嘉手納基地の第353特殊作戦群(353SOG)は、2015年1月26日、3機種のC-130派生型特殊作戦機によるヘリテージ・フライトを実施しました。
参加したのは第17特殊作戦飛行隊(17SOS)のMC-130PコンバットシャドウとMC-130JコマンドウII、第1特殊作戦飛行隊(1SOS)のMC-130HコンバットタロンIIです。
現在353SOGのMC-130Pは、MC-130Jに機種更新中で、最初のMC-130Jが2014年12月に嘉手納に到着し、2015年4月には最後のMC-130Pがアリゾナ州デビスモンサン空軍基地(AFB)のボーンヤードへ旅立つ予定です。
今回のヘリテージ・フライトは、ほんの短期間ですが新旧3機種を運用した記念と、編隊をリードしたベン・メトレ大佐の353SOG司令としてのラスト・フライトでした。