山口県は2015年2月4日(水)、第10回目となる岩国基地に関する協議会を開催しました。防衛省から中国四国防衛局長など、山口県から総務部理事、岩国市市長なども出席しました。
この協議会で、中国四国防衛局・山口県・岩国市から岩国飛行場周辺の航空機騒音状況は新滑走路運用開始後、2010年6月から2014年12月までの4年7カ月間の状況は、滑走路移設による騒音の軽減が継続していると報告しています。
また、空母艦載機の移駐に伴う施設整備は、格納庫や駐機場の工事が進められており、すでに滑走路東側誘導路、既存の海兵隊部隊の格納庫、駐機場などが完成しています。引き続き、駐機場、格納庫などの整備を行い、さらに司令部庁舎、家族住宅などの建設が進められます。施設は2017年ごろに完成する予定となっています。
F-35については、2013年10月の「2+2」共同発表でアメリカ国外で初の前方展開を2017年に配備開始する計画となっていることから、岩国市、山口県が説明を求めました。これについて、中国四国防衛局は日本国内でF-35Bの配備先について日米間で引き続き協議していくとし、説明できる環境が整い次第、適切に対応するとの回答に留まりました。
なお、すでに発表されている通り、岩国基地で2015年5月3日に「日米親善デー」が開催され、海上自衛隊第31航空群の航空祭と同時開催、航空ショーも実施されます。これを受け、岩国市は中国四国防衛局に協力を要請し、同防衛局も米軍、第31航空群と連携し、適切に対応していくとしています。