3日午前6時35分ごろ、東京都千代田区有楽町のJR有楽町駅前のパチンコ店で火災が発生したと119番があった。火はパチンコ店など周囲の店舗4棟約900平方メートルを焼き、隣接する新幹線線路上の通信用とみられるケーブルなどにも延焼した。火災の影響で、東海道新幹線は5時間余り運転を見合わせ、Uターンラッシュの利用客らに大きな影響が出た。
警視庁丸の内署などによると、隣接するゲームセンターが出火元とみられる。けが人の情報はないという。消防車約45台が出動して消火活動に当たり、午後1時現在、ほぼ消し止められた。
JR東海によると、この火災の影響で東海道新幹線は東京―新大阪駅間などで上下線合わせて100本以上が運休した。午前11時55分に運転を再開したが、ダイヤの乱れは当分続く見込みという。
一方、JR東日本は山手線全線と京浜東北線、東海道線の一部区間で運転を見合わせたが、安全が確認されたとして、午後0時55分までに順次運転を再開した。同社によると、少なくとも27万人の足に影響し、今後も夕方まで電車の遅れなどが出る見込みという。
【AFP=時事】中国の富豪で慈善活動でも知られる陳光標(Chen Guangbiao)氏が、米紙ニューヨーク・タイムズ(New York Times)の買収を交渉中だと発言した。
アマゾン創業者が米紙ワシントン・ポスト買収を完了
中国の通信社である中国新聞社(China News Service)によると、陳氏は12月30日夜、中国南部の経済特区・深セン(Shenzhen)で開かれたあるニュースメディア賞のレセプションで大勢の人を前に「私はもうすく米国に行く。3つの仕事がある」と述べ、その1つ目は「ニューヨーク・タイムズの買収交渉だ」と語った。
その後、報道陣から詳しい説明を求められた陳氏は、「現在交渉中だ」とだけ述べた。
しかし、ニューヨーク・タイムズは昨年8月、同紙の発行人で、同紙を発行するニューヨーク・タイムズ・カンパニー(New York Times Company)の会長でもあるアーサー・サルツバーガー(Arthur Sulzberger)氏が、同紙の売却はないという声明を出したと報じている。
ニューヨーク・タイムズは2009年、メキシコ人富豪のカルロス・スリム(Carlos Slim)氏から2億5000万ドル(現在の為替レートで約260億円)の融資を受けたことがある。
昨年10月には、ウォーターゲート(Watergate)事件のスクープなどで知られる米紙ワシントン・ポスト(Washington Post)が米インターネット小売大手アマゾン・ドットコム(Amazon.com)の創業者、ジェフ・ベゾス(Jeff Bezos)氏個人に買収されている。【翻訳編集】 AFPBB News
経団連の米倉弘昌会長は年頭にあたり読売新聞のインタビューに応じ、安倍首相の強いリーダーシップで、農業への株式会社参入といった規制改革や成長戦略を着実に実行するよう求めた。
「春闘では従業員の報酬アップには賛成だ」と述べ、安倍政権の経済政策であるアベノミクスを追い風にした景気回復を受けて、会員企業に賃上げを促す考えを改めて示した。
政府、経済界、労働界による政労使協議は、賃上げ実現に向けて3者が取り組む合意文書を昨年12月にまとめた。米倉会長は、「給料が変わらず、物価だけ上がり、消費が落ち込むと成長が腰折れとなる」と述べ、賃上げの重要性に理解を示した。
ただ、「(社員の基本給を一律に引き上げる)ベースアップ(ベア)まで実施する企業は少ないとの調査や見方もある」とも述べ、個別企業レベルでベアがどれほど広がるかについては、慎重な見通しを示した。