富山県射水市立大門小学校(野上克裕校長)で、児童・教諭300人以上が嘔吐(おうと)や下痢などの症状を訴えた問題で、県が行った給食の食材検査の結果、ノロウイルスはいずれも検出されなかったことが9日、わかった。
一連の検査は終了し、県は「給食がノロウイルス集団感染の経路になった可能性は高いが、原因は特定できない」と結論づけた。
県によると、検査を行ったのは1月29~31日に提供され、冷凍保存されていた給食。シロエビのかき揚げやビーフカレーなどを調べたが、ウイルスは検出されなかったという。これまでに、パン製造会社(高岡市)の従業員51人のうち4人の便からノロウイルスが検出されたほか、給食調理員2人からも検出されたが、工場や調理室のふき取りからは検出されなかった。射水市教委によると、9日授業が行われた大門小では、新たに2人が欠席。県の調査結果を受け、早ければ13日にも給食を再開するが、パン製造会社が納入を自粛しているため、対応を検討するという。県は8日、同社で衛生講習を実施した。
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