青森県は、学園祭などの学校行事でノロウイルスを始めとした食中毒の発生を防ぐため、2014年度から小中高校や大学向けに講習会を行う方針を決めた。3月中に策定する14年度の「食品衛生監視指導計画」に対策を盛り込む。
講習会は、小中高校の教員と大学生を対象に複数回に分けて行う。食品の加熱や調理器具の洗浄などを徹底し、食品を提供するよう呼びかける。
今冬は、浜松市や広島市の学校給食でノロウイルスの集団食中毒が相次いでいるほか、県内では昨年12月に弘前市内の小学校の餅つき大会でもノロウイルスによる集団感染が起きた。
県は給食施設の立ち入り検査を定期的に行っているが、学校行事での衛生指導も強化することにした。県保健衛生課は「食品の適切な取り扱いが徹底されていない場合もあると思われる。講習会を通じて取り扱い方法を身につけてもらいたい」としている。
タニタ 食中毒注意ゾーン付 温湿度計 5488