男女とも食塩摂取量が全国最多の岩手県で、牛乳やヨーグルトなどの乳製品を和食に取り入れて食塩を減らす「乳和食」を広めようと、県栄養士会は15日、盛岡市内のホテルで初めての研修会を開いた。
研修会には、管理栄養士ら約100人が参加。乳和食レシピ本を出版した料理家で管理栄養士の小山浩子さんが講師を務めた。
小山さんは、麺つゆを牛乳で割ったり、納豆に牛乳を加えてしょうゆを減らしたりすることなどを紹介し、「牛乳をだし代わりに使うことで、おいしく簡単に減塩ができて、栄養バランスも良くなる」と説明した。乳清(ホエー)で白米を炊いたり、カッテージチーズ入りのがんもどきを作るなど、実際に乳和食料理7品を披露した。
花巻市東和町前田、管理栄養士の下久根美樹子さん(37)は「牛乳のコクがあるので塩分を減らしてもおいしく食べられることがわかった。家ですぐに始められるので色々挑戦してみたい」と話していた。
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