北海道は14日、インフルエンザで全道の定点医療機関(227施設)を受診した患者数が、今月3日から1週間で1機関当たりの平均で30人を超えた(32・83人)として、道内全域を対象としたインフルエンザ警報を発令した。
昨シーズンより約2週間遅れての発令。既に全国的には流行のピークは過ぎつつあるが、道内では今後も患者が増えるおそれがある。
道地域保健課によると、道内の平均患者数は、1月27日~2月2日の23・18人だったが、3~9日は4割以上増えて32・83人と、今年初めて全国平均を超えた。報告が最も多い保健所は稚内(72・80人)で、富良野(50・33人)や釧路(49・64人)、札幌市(44・43人)で患者の多さが目立つ。
インフルエンザの流行で、道内の公立学校で学校閉鎖なども増加している。2月3日~7日の間には11校が休校し、学年閉鎖は98校133学年、学級閉鎖は252校367学級に上った。
道内では、札幌市を中心に抗ウイルス薬の「タミフル」が効きにくいインフルエンザウイルスの流行も確認されているが、同市保健所は「症状じたいはこれまでのウイルスと特に変わらない。『リレンザ』など別の薬は効くため、問題はない」としている。同保健所で12日までに分離した131株のうち、45%の59株が耐性型の可能性が高いウイルスだったという。
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