新潟県燕市は市民の健康を増進し、社会活動に参加する活動人口を増やすため、5月から「健康づくりマイストーリー運動」を新たに始めた。日常生活の中で健康づくりに取り組むことでポイントがたまり、景品が当たるなどの特典がつく。鈴木力市長は「自分のペースで楽しみながら健康づくりに取り組んでほしい」と、呼びかけている。
同市民と市内在勤者が対象で、参加登録をすると「ポイント手帳」が交付される。期間は年末までで、笑うこと、よくかむこと、体重を量ることなど日常生活で健康によいとされる10項目を一つ行うごとに1ポイント、また健康診断や講座など健康事業に参加すると5ポイントが加算される。全て自己申告で、気軽に参加できる。
200ポイントごとに、年度末に行う景品抽選会で1回抽選ができ、2000ポイントたまると「健康ヒーロー」として表彰される。
市健康づくり課によると、4月下旬の登録開始から同月30日時点で874人が登録しており、11月28日までの登録期間内に2000人の登録を目指している。今年度は、60歳以上の高齢者向けの内容になっているが、今後、社会人や子供向けに広げることも視野に入れているという。
鈴木市長は4月の市長選で、人口減対策として、健康寿命を延ばす取り組みを進めることを公約に掲げている。自身も同運動の参加第1号として登録し、「5月から頑張ります」と意気込んでいた。