ノースロップ・グラマンは、2014年12月12日、APG-83 SABR(Scalable Agile Beam Radar)の試作機(EMD : Engineering, Manufacturing and Development)を、初めてロッキード・マーティンに納品しました。
APG-83 SABRは、アメリカと台湾空軍のF-16アップグレード計画に選定されたレーダー・火器管制システムです。契約から16カ月以内に、すべての部分を検証し、量産型と同じ機能のEMD機を納入しました。
APG-83 SABRは、多機能のアクティブ電子走査アレイ(AESA)レーダーで、手頃な価格と高い信頼性でF-16に第5世代の空対空・空対地戦闘能力を提供します。ノースロップ・グラマンは、1996年にウェスティングハウス・エレクトリックの軍需部門を買収し、F-22A用のAN/APG-77 AESAレーダーや、F-35用のAN/APG-81 AESAレーダーを開発・生産しています。