3つの基本を押さえて脱・話ベタ
話し上手な人と聞くと「流暢に自信満々で話す人」を思い浮かべる人も多いと思います。そんなイメージのせいか、上手に話すことを難しいと感じたり、自分は話しベタだと思い込んでいる人も少なくありません。
ビジネスシーンでもプライベートでも、コミュニケーションスキルは非常に大事なだけに、この思い込みは実にもったいないこと。ここでは「話す」基本を大きく3つに分類して、誰でも簡単にできるコツをお伝えします。ほんの少し意識をして話すだけで、印象はグッと変わってきますよ。
">「話す」の3つの基本
話すということを大きくわけると3つのパートに分類できます。
1.聞きとりやすい大きさやスピードなど「声」の部分
2.話す表情やジェスチャーなど「非言語」の部分
3.情報を整理しポイントを絞る「準備」の部分
今回はこの3つの柱に分けて、話し方の基本をお伝えします
1. 「声の基本」 大きめの声で話してみよう
話は相手に伝わらなくては意味がありません。小さな声でぼそぼそと話したり、早口だったり、発音がハッキリしなかったりというクセは自分ではなかなか気づきづらいものです。そのために、一度、自分の話している声をボイスレコーダーを使って録音してみてください。客観的に自分の話し方を確認できますし、意外なクセに気づくこともあります。「えー」とか、「うー」というような無駄な擬音が入っていたり、「要するに」「……というか」などの口癖が必要以上に多く入っていることがわかります。
声を大きくするだけで理解度が上がるというデータもあります。普段から大きめの声でハッキリ話すように心がけるといいでしょう。コツは、自分が思っているより少し大きめに、声が相手のおでこに届くようなイメージで発声すること。そして、アイウエオの母音をしっかり発音してください。日本語は語尾によって意味が変わるので、語尾が小さくならないようにするのもポイントです。口は自分がちょうどいいと思っている開け方の、1.3倍くらい大きく開けるように心掛けてください。
自分の話をしたら相手にボールを投げる
会話はキャッチボール。もちろん自分が話の中心になる時間もあります。自分ばかりがずっとボールを持っているのではなく、相手へボールをすぐに投げるようにすると会話がはずみます。意識してみてください。
「昨日こんな失敗をしちゃったんです。(失敗について簡潔に話した後)○○さんはそんな失敗はありませんか?」という具合に、自分が話をした後には、質問という形で相手にボールを投げて終わるようにすればOKです。
グループで話をしている時に、1人の人ばかりが話をしている場合には「△△さんは、どう思いますか?」という質問で話をしていない人にもボールを投げるようにします。そうすると多くの人が話す機会を得られます。
元ネタは↓
http://rikunabi-haken.yahoo.co.jp/h/r/HS1Z130n.jsp?vos=nyhmyaja0100002&cmd=INIT&disp=%2Fon_off%2Fwadai
具体的に質問すると会話が続く
質問の基本は相手が話したいことを具体的に聞くこと。言葉以外の部分、相手の表情や声のトーンに気をつけながら質問を考えるといいでしょう。
例えば「急に部長に抜擢されて、参ったよ」と言ったとしても、相手の言葉をそのままうのみにしてはいけません。表情やトーンからうれしそうな雰囲気を感じたら、抜擢されるまでの苦労話などが話せるような質問が、最高の話題提供になるのです。
「抜擢されるには、やはり何かきっかけがあったんですよね?」とか「参考にしたいので、どんな努力をしていったら○○さんのようになれるか教えてください」といった質問をすれば相手も気持ちよく話をしてくれるでしょうし、自分も貴重な学びの機会を得られますね。
元ネタは↓
http://rikunabi-haken.yahoo.co.jp/h/r/HS1Z130n.jsp?vos=nyhmyaja0100002&cmd=INIT&disp=%2Fon_off%2Fwadai
初対面の人と会話を続ける3つのステップ
それでは、銀座ホステスのコミュニケーションテクニックを披露しましょう。
ステップ 1
初めて会う人には、まず天気や食事など当たり障りのない会話で話しやすい流れをつくります。この段階では「雨は強かったですか?」「外は寒かったですか?」など、相手があまり考えなくても答えやすいYESかNoで答えられるようなシンプルな質問をするのがコツです。
ステップ 2
次に目に入ったものを褒めていきます。ネクタイの柄、シャツの色、髪型、カバン、時計など目に入ったものはなんでもいいので褒めてください。
例えば「そのネクタイの柄、珍しい色使いですよね。思い切ったコーディネートがすてきです」という感じに。自分が本当にいいなと思うものを具体的に褒めてみてください。「お世辞だと思われたらイヤだ」という変な意識や、テレは禁物です。
ステップ 3
何となく話が弾みそうな雰囲気になってきたら、好きなお酒の話、趣味や今興味のあることなどに会話を移していきます。まだ軽くジャブを打つ感じで、相手が 興味を示さない限り同じ話題は続けないようにしていきます。こうして、軽く話題を振っていく間にお互いの共通点や相手が興味のある話題を見つけ、今度は質問で話題を深堀りし広げていくのです。
この会話のステップは男性から女性にも使えますし、商談前の雑談の時や、社内での会話などビジネスシーンでも使えます。私の前職は営業職でしたが、この3つのステップで初めての人との会話もスムーズにできました。成績のいい男性営業に同行したときも、ほぼ同じような流れで会話を始めていました。プライベートもビジネスも、結局は人対人。どうせならお互いが気持ちよく関われたらいいですよね。
元ネタは↓
http://rikunabi-haken.yahoo.co.jp/h/r/HS1Z130n.jsp?vos=nyhmyaja0100002&cmd=INIT&disp=%2Fon_off%2Fwadai