福島県は8日、会津美里町の食肉加工場から出荷された馬刺し用の生肉を食べた福島、新潟、山形3県の男女計20人が下痢や腹痛などの症状を訴え、このうち男女11人から腸管出血性大腸菌O(オー)157が検出されたと発表した。
発表によると、生肉は食肉処理業「会津畜産」(会津若松市)が3月24日、25日に加工。北海道から広島県まで20都道府県に計約1290キロが出荷されており、同社は6日から自主回収している。
発症者は福島県12人、新潟県5人、山形県3人で年齢は1~91歳。うちO157が検出されたのは福島県6人、発症者のうち3県で11人が入院したが、重症者はおらず全員快方に向かっているという。
同社の宮森大典専務は「安全を第一に考え、回収と製造自粛を決めた。福島県の調査には全面的に協力しており、今後も、検査の結果や状況に応じて最善の対応をしたい」と話した。
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