大分県豊後高田市は、市民が健康的な生活を送るために市内の4事業所と「健康づくり応援企業連携協定」を結んだ。
長生きしてもらって人口減に歯止めをかけることを目指しており、市によると珍しい取り組みだという。
協定を結んだのは、スーパーのトキハインダストリーアイム高田店、総菜店の菜肴(さいこう)、玉津まちの駅「夢むすび」、中村建材店。各事業所は、市が開く市民向けの健康診断や健康づくり教室の会場を提供し、ウォーキング大会などの健康イベントに従業員や家族の参加を促す。地元食材を使った健康に配慮した料理の開発も手がける。
市は、約2万4000人の人口を3万人に増やすため、若者の定住や移住促進策に取り組んでいる。これらの施策に加え、健康で長生きしてもらうことで平均寿命を延ばし、人口減少を少しでも食い止めたい意向だ。
永松博文市長は「多くの事業所と協定を結び、市民の健康を確保しながら人口増につなげたい」と話した。
菜肴の北崎美幸代表(54)は「たくさん野菜をとれるメニューを考えたい」と張り切っていた。
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