AFP=時事】米メジャーリーグサッカー(MLS)のコミッショナーを務めるドン・ガーバー(Don Garber)氏が、来月にもサッカー元イングランド代表のデビッド・ベッカム(David Beckham)氏が率いる新チームの設立についての情報を発表する見込みと明かした。
米フロリダ(Florida)州マイアミ(Miami)に新スタジアムを建設する計画が地元関係者と進む中、しばらく動きがなかったベッカム氏率いるMLSに22番目に参入する新チームの話題は、明るい兆しといえるだろう。
16日にフィラデルフィア(Philadelphia)で行われたMLSドラフト会議の場で、ガーバー氏は次のように明言した。
「先週末もマイアミに行っていたし、頻繁に訪れては、(チームの)将来的なオーナー陣と新スタジアムの件で最終調整を行っているところだ」
「今は色々と調整中なので、来月の初旬には何かしらの発表ができると思う」
ベッカム氏がMLSのロサンゼルス・ギャラクシー(Los Angeles Galaxy)に移籍した際、2500万ドル(約26億円)という割引価格で新クラブ購入を可能とする条項が契約に盛り込まれていた。ベッカム氏は米無線通信企業、ブライトスター(BrightStar Communications) 社のマルセロ・クロアー(Marcelo Claure)会長や、英国人起業家のサイモン・フラー(Simon Fuller)氏ら共同出資者とともに、マイアミの市場に照準を絞っている
マイアミ市の関係者は先月、マイアミ港隣接エリアに個人出資による新スタジアムを建設する計画について、ベッカム氏との交渉を開始することに合意した。
新チーム発足日について、具体的な目処はまだ立っていない。ニューヨーク(New York)とオーランド(Orlando)にそれぞれ立ち上がった新チームは、来年にもプレーを開始する見込みとなっている。