素人10人 三好のマルシェ目玉
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奇抜な衣装で鉦や太鼓を打ち鳴らし、マルシェを盛り上げる「うだつちんどん」(昨年2月、三好市で)
徳島県三好市池田町で行われている「うだつマルシェ」実行委員会のメンバーらによる「うだつちんどん」が人気を集めつつある。
昨年2月にマルシェに登場して以来、派手な衣装とにぎやかな音楽で注目され、他の催しからの出演依頼も届くように。メンバーは喜びをかみしめながら、22日に行われる次回マルシェに向けて準備を進めている。
「うだつちんどん」は、実行委の一人、黒木公子さん(76)が、年に3~4回開くマルシェを盛り上げようと発案。かつて、同町本町通りでイベントが開かれるたびに「ちんどん屋」がチラシを配っていたことを思い出し、仲間に呼びかけた。
衣装は黒木さんが着物などを仕立て直したり、高松市の専門店で購入したりして準備し、楽器は知人に譲ってもらった太鼓やシンバルを手作りで組み合わせた。また、チンドンコンクールに出場したことがある高知県の一座の映像を見て動きを学び、練習を重ねた。
昨年2月23日のマルシェで初登場。最初はぎこちなさも目立ったが、珍しさに加え、南京玉すだれや逆立ちなどストリートパフォーマンスも披露して注目を浴びた。その後、回を重ねるごとに動きも大胆になり、マルシェには欠かせない出し物となった。出演はマルシェのみとしているが、最近は活動を知ったイベント会社などから依頼が届くようになったという。
メンバーは10人で、徐々に参加を希望する若者も増えている。設立時から活動を続ける同市の地域おこし協力隊員の茂泉賢弥さん(29)は「未知の自分に出会えたような感じで、何とも言えない爽快感がある」とその魅力を説明する。
22日は午前10時と正午から、四国酒まつりが開かれている市中央公民館までの往復約1キロで、鉦(かね)や太鼓を鳴らしながらマルシェを盛り上げる。黒木さんは「町を活気づけるのに何がいいのかを考えたら、昔よく見かけたちんどん屋に行き当たった。活動の幅を広げて定着できるようになれば」と話している。
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