ユナイテッド・ローンチ・アライアンスは、2014年12月12日、アメリカ国家偵察局のペイロードを搭載したアトラスVロケットを、カリフォルニア州ヴァンデンバーグ空軍基地(AFB)から打ち上げました。
今回のロケットは同基地で打ち上げた最強力のアトラスVロケットで、1基あたり推力25万ポンドの固体ロケット・ブースター4基とメインエンジンで、合計推力は200万ポンド(約907トン)に達します。また、新設計の第2段ロケット・エンジンを使用するのも初めてでした。
アトラスVロケットは、日本のH-IIA/Bロケットとほぼ同規模のロケットです。また、H-IIA/Bの打ち上げを三菱重工が行うのと同様に、アトラスVもロッキード・マーティンとボーイングが出資するユナイテッド・ローンチ・アライアンスが打ち上げします。