航空自衛隊は2014年5月9日、滞空型無人機3機とその地上装置の調達に関連し、提案要求書の案の提示とその意見提出について、5月16日(金)に説明会を開催すると発表しました。中期防衛力整備計画で、2014年度から2019年度に共同の部隊の新編に向け、滞空型無人機を新たに導入するとしているものです。
無人機は日本の領海、領空から比較的離れた地域で情報収集、事態が緊迫した際には空中で常時、継続的な警戒監視を行うことができ、プリプログラムによる飛行が可能な機体としています。また、地上装置から、見通し線内外で通信を用い、機体やセンサーを操作できることが要件となっています。説明会への参加希望は、5月14日(水)13時までに申込し、意見の提出は6月6日(金)11時までとなっています。
航空自衛隊ではRQ-4グローバルホークを想定していると見られます。防衛省ではこの滞空型無人機に導入に加え、艦載無人航空機の調査研究も2014年度予算に計上しています。さらに、RQ-4グローバルホークは5月1日から、アメリカ空軍三沢基地で運用がはじまっています。