神奈川県の厚木基地に隣接する日本飛行機の格納庫屋根が崩落したことで、駐機していた海上自衛隊、アメリカ海軍のP−3が7機は全損の見込みです。このうちアメリカ海軍は、日本側に被害の補償を求める模様です。NHKが伝えました。
アメリカ海軍の被害は、駐機していた4機のP-3Cのうち、3機を全損、1機を評価保留としていることがすでに伝えられています。
この崩落事故では海上自衛隊のOP-3C「9133」、EP-3「9174」、UP-3D「9161」が格納庫内にあり、P-3C「5027」と「5049」、「5087」が被害にあっていることが分かっています。
また、日本飛行機の親会社、川崎重工は2014年3月期決算で格納庫屋根が崩落した関連で、建物などの撤去費用、固定資産・たな卸資産の滅失の特別損失として21億4200万円を計上しています。
アメリカ海軍、海上自衛隊で合計7機の全損だけでも、200億円から300億円以上の損失、その他の改修も含めると被害額は相当な規模にのぼりそうです。