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「校庭で遊べるようになった」福島の児童、現状語る

福島県内のスポーツクラブに所属する小学生14人が21日、宮崎入りし、宮崎市内の子どもたちとの交流研修会に参加した。

 東京電力福島第一原発事故の影響で、避難を余儀なくされるなどした福島の子どもたちは「ようやく校庭で遊ぶことができるようになりました」などと現状を報告した。

 宮崎県が取り組む東日本大震災復興活動支援事業の一環で、定期的に福島を訪ね、交流を重ねている「半九レインボースポーツクラブ」(宮崎市)が招待した。

 交流研修会は県庁で行われ、冒頭、福島県総合型地域スポーツクラブ連絡協議会の中島道男会長(59)が震災発生直後の子どもたちの暮らしぶりや、3年がたった今も除染作業が続いていることなどをスライドを使って報告。同県二本松市立小浜小5年の三浦由妃菜さん(11)は「だんだんと外で遊べるようになっているので、来年度はいろんなスポーツにチャレンジしたい」と語った。

 中島会長は「ふるさとは一度は壊れたけれど、いつかはもとに戻る。そのときまで子どもや大人がスポーツを通じてつながり続けることができるよう、お手伝いをしたい」と話していた。

 福島の子どもたちは23日まで宮崎に滞在し、シーカヤックやイチゴ狩りなどを体験する。

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