アメリカ空軍は、2015年2月2日、2016年度大統領予算案(予算教書)への概算要求を行いました。総額は1,222億ドルで、最優先の案件としてKC-46Aペガサス空中給油機、F-35AライトニングII戦闘機、長距離攻撃爆撃機(Long Range Strike Bomber)を挙げています。
一方予算削減の対象としてU-2S偵察機を退役させるとしていますが、その代わりにJ-STARS(Joint Surveillance and Target Attack Radar System : E-8C)を再整備するとしています。
また、いつも削減の対象とされてきたA-10サンダーボルトIIは、2019年まで維持して段階的に退役させるとし、F-15Cの退役についてもヨーロッパの同盟国に不安感を与えるため先延ばしするとしています。