肩こりのひどい人は、自分で行うマッサージも他人からほぐしてもらうときも、圧し方が強くなりがちです。時間の経過とともに、肩こりがよくなるどころか、悪化して首が回らなくなった、という話もよく聞きます。あなたは危険なセルフマッサージを行っていませんか?
■逆効果の肩こり解消法
肩こりになったとき、筋肉を圧したり、ほぐしたりといった類のことを試みる人が多いようです。しかし、そこで問題が生じて、さらに苦しむ結果を招いているケースが少なくありません。自分でこった筋肉を揉みほぐしたり、パートナーに「これは、硬すぎる! 強めにやらないとほぐれないよ」とグリグリ圧された結果、次のようなことが起こることがあります。
・翌朝、首が回らなくなった(振り向けない、頭を倒せないなど)
・肩こりの悪化
・押した部分に痛みがでた
・筋肉痛のような状態で、体がこわばっているような気がする
このように、いわゆる「揉み返し」が出てしまう場合があるのです。揉み返しは、筋肉を圧したり揉んだりすることで、筋肉を痛めてしまった状態です。
■肩こりは強く揉めばよくなる?
肩こりがひどいときや、凝り固まった筋肉を発見すると、そこの部分を圧したくなりますよね。グリグリ強く圧さないと、コリが楽にならない気がして、ついつい強めにマッサージをしてしまいがちなのですが、強く揉めばコリが楽になるかというと、そうとは言い切れません。時間の経過と共に痛みが出てしまうケースも多々ありますので、自分、もしくは身内同士などで強く揉んだり圧したりする際には、くれぐれもご注意ください。
痛いと感じることを繰り返していると、反対に筋肉が硬くなってしまいますので、血流を回復させる程度ということで、硬い筋肉に対して垂直な圧を、気持ちがいい程度にとどめておきましょう。
早めにマッサージや鍼灸、カイロプラクティックなどの専門家に相談することも大事です。
全然違う方法で肩こりをほぐしていたつもりだった・・・・・治さなければ!