レイセオンは2014年7月13日、日立国際電気と協力して海上自衛隊のP-1哨戒機の近代化に取り組むと発表しました。
近代化改修には軍用機を追跡して識別する新しい波形の敵味方識別(IFF)トランスポンダが含まれます。これによりP-1は安全性と相互運用性の高い次世代のIFFを装備することになり、70機全機への導入を見込んでいます。NATO加盟国などは、2020年を迎えるにあたり、従来のIFFを高度なデータ保護機能のモード5を持つIFFへの切り替えを進めています。
IFFシステムは不明機に質問の電波を発信し、正しい応答があると味方機と判断するもので、この情報が敵に知られると味方を装うことが可能になるため、最も高度な軍事機密とされています。