アメリカ・カリフォルニア州のトラビス空軍基地(AFB)では、ジェット燃料を1ガロンあたりたった2セントしか違わない商用ジェット燃料のJet Aに切り替え、年間数百万ドル以上を節約しています。2014年8月18日にアメリカ空軍航空機動軍団が発表しました。
トラビスAFBは、1年間で約450万ガロンのジェット燃料を消費する空軍で2番目の基地です。8月8日までに80%の燃料を切り替え、11月には100%に達する予定です。
空軍が使用しているジェット燃料のJP-8と民間用のジェット燃料のJet Aは、ともにケロシンをベースした燃料で、濃度域やエネルギー量、引火点が同じで、大きな違いはJP-8の凝固点がマイナス47度でJet Aはマイナス40度であることぐらいです。このため添加剤を加えて使用していますが、2009年以来問題は生じていません。