何回かデートはしているけど、いまひとつキスから先に進めず、「もしかして僕って友達以上恋人未満?」とお嘆きの男性にぜひチャレンジして欲しいことがあります。それは彼女を“暗闇”に誘うこと。なぜ暗闇に誘うのがいいのかを教えてくれるのは、女性心理にも詳しい心理学者、内藤誼人(ないとうよしひと)先生です。
暗闇は本能的になる?
「人間というのは、明るいところでは理性的に、暗がりでは本能的になる生き物です。風俗店が暗いのは、おそらく男性のムラムラ感を高め、色情的にさせるためだと思います」(内藤先生)
これを心理学では「暗闇における心理的効果」といい、「暗闇効果を測る心理実験(http://cobs.jp/love/daijiten/2011/06/post-34.html)」では信じられないような驚くべきデータも存在しているそうです。そんな暗闇を恋愛に活用するにはどうすればいいのでしょうか。「デートではペアシートで暗がりのあるレストランやバーに行くといいでしょう。ドキドキ感が高まるはずです。キャンドルがあるようなレストランもいいですね。カウンターは横に並ぶことで、相手に触れやすくなりますから、より親密度が増します。ただ女性の場合、男性の目を見て話したい人も多いので、会話を楽しむには向かい合わせの席がいいでしょう。男性としては目を見て話すのは照れてしまうでしょうが、ここは頑張るしかないですね(笑)」(内藤先生)
水族館も親密度アップの意外な穴場だった?
暗がりのある場所がデート向きということですが映画館でデートでも親密度はアップとなるのでしょうか?
「私としては、映画館デートはあまりオススメしません。なぜなら映画を観ている最中は会話ができないからです。基本的に、親密になるにはおしゃべりすることが重要です。ですからまだ知り合って関係が浅いときの映画デートはオススメしていません。ただ、口ベタな人には映画デートもありでしょう」(内藤先生)
他にデートに向いているスポットはあるのでしょうか。
「例えば、水族館でもちょっと暗めの深海魚コーナーはデートに向いています。真っ暗で小さなガラスに顔をくっつけて見るようなところは一気にムードが高まるでしょう。そうそう、ディズニーランドなら『ホーンテッドマンション』は絶好の暗闇効果を出せる場所ですよ」(内藤先生)
暗闇による心理効果を最高に発揮できるデートスポットは身近に結構あることがお分かりいただけたでしょうか。もし、今の恋人とさらに進んだ関係になりたいなら、次のデートの場所として今回ご紹介したスポットを活用してみてはいかがでしょうか。
文●筧みゆき
内藤誼人
心理学者。立正大学心理学部対人・社会心理学科特任講師。慶應義塾大学社会学研究科博士課程修了。有限会社アンギルド代表取締役。著書は200冊を超え、執筆活動のほか心理学者としてのコンサルティング等でも幅広く活躍中。著書に、『ビジネス心理術事典』(イースト・プレス)、『かしこい生き方はムシたちに学べ』(梧桐書院)など。
いつ実践出来るか?
だけど覚えておこうっと