アメリカ・ウィスコンシン州のトゥルーアックス・フィールド(ダーネカウンティリージョナル空港)に配備されている第115戦闘航空団(115FW)は2015年1月6日、沖縄県のアメリカ空軍嘉手納基地にF-16Cファイティング・ファルコンを派遣すると発表しました。1月10日にも嘉手納基地に飛来する見通しです。
派遣規模は第176戦闘飛行隊(176FS)のF-16C、12機で、人員はおよそ250名です。嘉手納基地の18航空団(18WG)の指揮下に入り、アジア太平洋地域での作戦能力を高めます。この能力には災害対応、グローバルな防衛体制などが含まれます。また、特に航空自衛隊など、自衛隊との協力関係の強化に加え、国際的な運用能力を向上をめざします。到着次第、115FWは嘉手納基地で訓練を実施します。
115FWはウィスコンシン州のアメリカの国土防衛が主な任務の州兵航空隊で、その部隊が海外展開するのは異例です。同部隊の嘉手納基地への展開は初めてで、嘉手納に州兵航空隊が展開するのも初めてです。